神戸女児遺棄事件 小１女児遺体発見 子どもたちをどう守る？

神戸市長田区で小１女児の遺体が
見つかった事件で、被害女児が
通っていた市立名倉小学校の児童らが
心的外傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）の
ようなものを訴えはじめている。

子どもたちをどう守るか。教育現場で模索が続く。







現地では朝から低学年の子を持つ母親たちは
手をつないで、校門をくぐるまでわが子を見送った。



小学４年の次女（１０）の母親は、

「行方不明後、毎日送り迎えをしている。」
「友達の家によく遊びに行っていた次女が、
事件後は下校後すぐにニュースを見て、
「（自分も）連れ去られるかも」とおびえ、
家に閉じこもるようになった。」

と話す。

また、

「私がちょっとでも家から外出しようとすると、
不安そうにする。
今日も『帰りも迎えに来てね』とせがまれました」

と話している。

また、別の子供の母親は

「ニュースで女児が映るたび、 『いやや、いやや』 とわんわんと泣く」と明かす。


寝る前には

「（女児が）天国で幸せになれますように」
と自分を落ち着かせていたという。


■カウンセラー常駐を続行

このような状態が続いているため、神戸市教委は、
女児が行方不明になった後、月３回の派遣だった
スクールカウンセラーを名倉小に常駐させてきた。

遺体発見後の２４日の臨時教育委員会会議では、
カウンセラーの常駐を当面続けることを決めた。


■犯人逮捕




兵庫県警は２４日、ＤＮＡ型鑑定の結果、
遺体の身元を行方不明になっていた生田美玲
さん（６）と確認した。

県警は同日未明、発見現場近くに住む

無職君野康弘容疑者（４７）

から事情聴取を始め、事件に関与した疑いが
強まったとして、同日午後、死体遺棄容疑で逮捕した。


ポリ袋から、遺棄現場近くに住む君野康弘容疑者（４７）の
名前が書かれた診察券が見つかり、県警は死体遺棄容疑で逮捕した。
今後、殺人容疑でも調べる。

■ポリ袋

ポリ袋は、四つ以上あり、
頭部、両手、胴体、両足がそれぞれ別のポリ袋に入っていた。

また、遺体のほか

身に着けていたピンクと青色のワンピース、
サンダル１足、
肌着、
下着

も見つかり、一部は遺体と同じ袋に詰められていた。


また、雑木林の半径５～１０メートルの範囲に散らばるように置かれていた



君野容疑者は、遺棄現場に向かう階段の上り口付近の
アパートに居住。

知的障害があるという。

タグ：女児遺棄 神戸女児遺棄事件 ＰＴＳＤ 心的外傷後ストレス障害 行方不明 兵庫県警 君野康弘容疑者 死体遺棄容疑 知的障害